虹色りぼん blog

胸にしこりが見つかってからの乳がんの日記です 3人の子どもと夫、義母と暮らす東海の働く主婦

🌈 初めての医科大学病院  長い1日①

3月15日、午前11時30分

ようやく予約の日が来ました

 

長かったー💦

忙しかったのもあったし、手術とかするのかと考えると、体の動く今のうちにやっておこうと思うことなど片付けて、なるべく忙しくして気を紛らわせていました

 

だけど、いつもこの日のことが頭にあったので、当日はかなり緊張していました(^.^)💦

 

よく近くを通っていましたが、はじめて患者としてかかる、医科大学病院‥

 

ヘリポートもあり、スターバックス、すがきや、カフェドクリエ、郵便局、コンビニとなんでもありのドクターエックスばりの病院です✨

 

敷地内に入ると、駐車場は立体と平面がありました

立体のほうは何階建てかは、はっきりわからないけど5階ぐらいあるのでしょうか…?

 

私は前用事できたことがある平面駐車場のほうに駐めました

スターバックスが隣接していて池が見えていました

 

ロータリーのような長い道を歩いて、正面玄関まで行きます

 

初めてなので受付をします

3階位までぶち抜きの吹き抜けで、あらゆるところに番号があります

 

落ち着いたベージュの色調で高級感のある良い病院だなと思いました

 

初診と言うことで診察券をつくりました

ナビットと言うゲーム機位のサイズの機器を持たされました

 

そのナビットに、次の行く場所が表示されます

 

次の行動が指示されるので、待合室に入るタイミングも教えてくれ、喫茶店などで時間つぶしても良いそうです

 

私は11時半の予約だったので、少し早めに着きすぎてしまって、まだ11時になる前位でした

 

ただ他のところを歩きまわるような気持ちでもなかったので、おとなしく中待合で待っていました

 

待つこと待つこと待つことを続け、

待ち続けても全然呼ばれません

 

掲示板にもうすぐ呼ばれる人の番号が載っていますがもちろん自分の番号はありません😓

 

1時間待っても呼ばれません

大学病院だもんなぁ

こんなものかと思っていたら、1時に呼ばれました

 

ネットで見たらそれでも早い方なのかもしれません

今度からもう少し有効な時間の潰し方を考えなくっちゃ‥

フリーWi-Fiがあるので、こんなに待つなら、スマホで Netflixでもイヤホンで聞いていよう

 

呼ばれて見て中に入ると女医さんでした

産婦人科系や胸を出すような診療にはやっぱり女の人が正直うれしいな

 

まぁ男の人でも良いと言えば良いのですが

 

前もって前の外科からもらった問診票に書いた内容は、先生に伝わっており、確認のようなやりとりが5分ぐらい行われました

 

そのあと、この病気の詳しい説明などを聞き、まずいろいろ検査をして方針を決めていきましょうと言うことになりました

 

とりあえず今日は

●  CT

●  マンモグラフィー

●  血液検査

 

をしてくださいとのこと
こないだマンモグラフィー取ったばっかりなのになぁと思いましたがまぁ仕方ない

 

あと姉2人が乳がんということで遺伝子検査もしてみませんかと言われました

 

その遺伝子をあるかないかで治療のときの薬や手術の術式が帰ることができますとの事だったので、家族に2分の1の確率で遺伝すると言われ、2人の娘がいる私にとっては知っていたほうがいいと思い検査をすることにしました

 

遺伝子検査は保険が効いても60,000円位とかなりの値段です

 

姉2人がなっていなかったらしなかったと思いますが…血液検査だけなので気持ち的にそう負担は無いかな

 

血液を海外に送って検査するので、時間がかかるそうです(3週間位)

その後、

検査の結果を見てからだけれど、手術をするなら早く押さえないと、もう予定がずっと詰まっているので

と先生が予定表を見ながら一番すぐ空いているところを押さえてくれました

 

5月24日 2ヶ月は先です

 

その場で一緒に入れる女医さんに電話をかけ確認してくれていました

 

そんなやりとりで20分ぐらいも過ぎたでしょうか

 

先生が確認のために

今エコー見ましょうと言いました

 

私は全然上手じゃないので、専門のエコー技師にこの後かかってもらうけれど、今日の状態を見たいのでということでした

 

エコーは別に嫌じゃないので

ああ、そうですか位の軽い気持ちで診察してもらいました‥

 

まずしこりがあると言われていた右の胸を見て、ここですねとなりました

 

その後念のために右の胸を見ましょうと右を見たところ、先生の顔が硬くなりました😓

 

こっちにもありますねと言われました💦

 

あーそうですか…

両方あるんだー…両方切るのか…と

心の中で新たな事実をなんとか受け入れようとしていました

 

そうしたらさらに、

先生が右胸のリンパも一応見ましょうと言ったところ、

 

ここにもありますね‥

と言いました

 

この頃にはさっきまでの笑顔も消えて真剣な顔つきになった先生を見て、自分自身も

あぁ…思ったより広がっているんだなぁと深刻な気持ちになりました😓‥‥

 

さっきの説明で、CTなどでかんが他にも広がっていたら、この一番最短で取れた5月24日の手術はキャンセルして、化学療法などに切り替えることもありますと説明を受けていたので、手術も怪しくなってきたなぁと…ひたすら状況を受け入れようと頭を働かせていました💦‥

🌈 針生検の結果

病院から電話がかかってきて、結果が出たから来てくださいとの事でした

 

看護師さんは暗めの声で、どんな結果でもこのように言っているのかもしれないけれどきっと悪い方だったんだろうと思いました

 

ある程度心の準備をさせるために使い分けているのかな?

 

診察室に入ると、先生が

やっぱり悪い方のようですねと伝えてくれました

 

でも必ず治るから大丈夫だから

と言ってくれました

 

私もある程度覚悟していたので、あーそうか、位の気持ちで、今までしたことのない手術をすることになるんだなぁと漠然と考えていました

 

仕事は今まで通りにできないかもしれないから、調整しないとと、思いました

病院はどこにするかと先生が尋ねました

前回、もし悪性のものだったらどこの病院に通いたいか考えておいてくださいと言われていたので、自分なりに考えをまとめておきました

 

最初は自分の住んでいる私にある公立病院にしようかと考えていましたが、そこには外科の中に担当のお医者さんが2人いる感じで、隣の子にはなりますが大きな医科大学病院があり、そこでは乳腺外来があったので医科大学にすることに決めていました

 

ただその病院は大変混んでおり、予約を取るのも手術をするのも大変だとは言われています

 

その日先生が最短で、と大学病院のほうに申し込んでくれましたが、診察は3週間後のの3月15日でした🙁💦

 

これでも早い方なのかな?

 

 

それでも、がんのしこりは何年もかけてできたもので、そんなにすぐに悪化するものではないと言われているのでこんなものかなともおもい、それでお願いしました

 

いろんな予定が、病気のことで考え直さなくてはいけないなあ‥

これから1年、2年と、この病気と付き合うことになりそうだなとしんみりしながら、家に帰りました

 

夫に告げるのも、心配するだろうから憂鬱ですが、なるべく重くならないよう、でも今までの生活を変えなければならないことを伝えました

 

夫は思ったより狼狽えず受け止めてくれてホッとしました

なるべく明るく過ごしたいなあ

病気の中でも生活はつづくから、あまり思い悩まずにペースをつかんでやっていこうと思っています🌈

 

●  診察 検査結果、紹介状

 6000円

 

🌈 針生検 その後

針生検、終わってその日はお風呂に入りませんでした

 

帰る時にも言われたように、胸には内出血が広がってきました

 

2日後くらいには直径5センチくらいに内出血していました

 

けっこう、痛い‥

 

というのが実感です

 

何というか、胸がじくじく痛むような、張っているような感じでした

 

先生は痛くないはずって言ってたけどなと

経験者の姉に話すと、

 

痛いよ!そのあともしばらく痛かった!と教えてくれました

 

人によって違うのかも知れないけど‥

 

そう思うと、エコーの後もけっこう痛かった‥

 

考えてみれば、日頃胸をそんなぎゅうぎゅう押したりしないから、そんなふうに押したり刺したりしたら痛いの当たり前か‥と今更な事実に気がつきました(^^)‥

 

全く痛くない、わけでなく

そこまで痛くない、くらいに思っとくべきですよね💦笑

🌈 針生検

さて、マンモグラフィーから1週間後の13日、午後4時、夕方診察の始まる前に検査室での検査です

 

まだ病院が開いてないので、院内は静かでした

 

二階に上がって、検査室に入りました

 

看護師さんの指示で上の服を脱ぎ、手術室のような部屋で仰向けになり先生を待ちました

 

こうした感じは久しぶりで、すごく緊張しました

まな板の上のコイというか、今からやめますとも言えない、苦手な雰囲気です‥

 

ネットで麻酔をするから痛くない、と書いてはあったけど、‥

あんなに痛いと思っていたマンモグラフィーさえ、あんなに痛くなかったんだから…と1人自分を励ましていました

まぁでも、上半身は真っ裸になってこんな鉄のベッドに仰向けになってる時点で緊張するのは当たり前だし、後、胸に針を刺すっていうこと自体がもう怖い…

麻酔だって怖い😓
ものすごく時間が長く感じました(・・;)

先生が来て、すごく柔らかい口調でいたくありませんからねと安心させてくれました

 

じゃあ麻酔しますねーと言われた時、やっぱり少し力が入りました

麻酔自体は細い針で、ほとんど痛くありませんでした


あぁ確かに痛くない…と感じました

 

その後、じゃあやっていきますねと先生が針を刺しました

なんだかそれは熱を感じて 

痛いのか暑いのかわからないけれど

ともかく負担でした

という感じで体に力が入って

 

あれ?痛いですか?

痛くないはずなんですが…💦 先生はそういういうのだけど、い、痛い!と感じました

痛いというか、熱っ!というか…

 

もう一回やるって言ったらやっぱり負担ですかね?と聞かれ

 

できたらやめてほしいですと言ってしまいました

 

まぁいい風に撮れたと思うから、じゃあこれでいいですと先生が言ってくれてほっとしました

 

それで検査は終りました

大体30分位の事だったと思います

 

マンモグラフィーですっかり油断していたのでこの針生検は私にとっては大変ダメージでした…

何がダメージだったかと言うと、全然痛くないだろうと思っていたのがまず間違いで、やっぱりかなり負担はありました
もっと覚悟しておくべきだったなぁと後悔しました

 

特にすごく緊張したので、体中に力が入りました

 

終わった後気持ちが疲れ果てて、なんだか半病人だったような気分でフラフラして帰りました

 

結果が出たら電話で連絡しますとのことで、またまた待ちの時間です

 

がんの診断には、待ちが付きものだと身をもってこれから実感していきます

 

2月13日

●検査 針生検

6200円

🌈 はじめてのマンモグラフィー

次の日朝1番で外科に行きました

とっても寒い日でしたが、まだ玄関も開いていないのに人が並んでいました

 

私も並んで、順番待ちをして、扉が開いたら整理券をもらって…
診察が始まるまで1時間 待たなければいけないので近所の公園を散歩しました

 

そこは県の森林公園なのでとても広々していて、緊張が少し和らぎました

いろいろと心配な気持ちがあったけれど、緑の中はやっぱり落ち着きますよね

病院に戻って、診察室に入ると並んだだけあって比較的すぐ呼ばれました

待合室で問診票を書いているときに、家族の中にがんの人がいるかと聞かれました

 

姉2人が乳がんですと言ったら少し驚かれました…(^^)💦


中に入ると比較的優しい先生で、男性でしたがほっとしました

すぐにエコーをすると、
やっぱりしこりがあるねとなりました

自分で触った感じでは、4センチ位ありそうに感じましたが、エコーでは2センチない位だろうと言われました
もっと大きいかと思いましたと伝えると、自分で触ると大きく感じるんですと教えてもらえました

 

今すぐマンモグラフィーとりましょうとなり、マンモグラフィーをすることになりました

マンモグラフィーは、一緒に住んでいる義母がとても痛かった!とよく言っていたのでそんなぺちゃんこにするなんて恐ろしいと思って正直かなり怯えていました

 

私は結構胸がある方なのでどれぐらい押さえつけられるのかしらと思って、よっぽど痛いだろうと覚悟をしてました

 

マンモグラフィーの部屋に入ると、まず押さえつける機器が透明のプラスチック製だったことに安心しました

 

鉄製だったら冷たいし、怖いなーと勝手に想像していたので

 

とても上手そうな技師の人で、ずっと話しかけながらリラックスさせてくれようとしているのを感じました

 

実際にやってみました

 

あれ?別にそんなに痛くない…

 

ぎゅっと抑えている感じはありましたが私はほとんど痛みは感じませんでした

整体とかやったことないけど、ぎゅうぎゅう押されてるときにはそんな感じかも、と、思ったりしてました(^^)

 

2番目の姉などもものすごく痛かったと言っていたので、人によって差があるみたいですね

 

あんなに恐れていたマンモグラフィーが全然痛くないタイプだったなら、もっと早く検診を受ければよかった…と少し後悔したくらいです

 

マンモグラフィーは3 、4分もしたでしょうか

あっさりと終わって、次回針生検をする予約を入れて、その日はそれで帰りました

 

診察が終わって帰る時は安心感も大きくて、あんなに痛いと思っていたマンモグラフィーがほとんど痛くなかったことで随分と嬉しかったです

ものすごい開放感で、やっぱりかなり緊張してたんだなぁと思いながら…

 

ただしこりがある事は確実なので、悪性かどうかが心配なところでした

エコーで見た感じは少し広がってるから、しこりの境界はっきりしないからあんまりいい感じでは無いかもしれないねと先生に言われ、かなりグレーなんだなと‥

 

2月7日

●診察内容 初診、エコー、マンモグラフィー

2760円

 

自分の生活を変えていかなければいけないかもしれない重みを実感し始めていました

 

🌈 病院て、どこに行けばいいの?

さて、いざ病院に行こうとなって

 

そういうのってどこの病院でやってるの?が

まず第一関門でした

 

以前行ったことのある家から車で15分位の女医さんがやっている星4つの産婦人科に行けば良いかなと、その産婦人科に朝1番で行ってみました

 

産婦人科は大変混んでいて、朝1番だというのに、もう待合室は全部椅子が埋まっていました

 

その日は会社もあったのですが、午前中遅刻して行くと上司に告げていました

 

仕方がないのでとりあえず問診票を書こうと思って記載している途中で、

胸のしこりなどは当院では診察しません

と言う文字を発見

 

え?どういうこと

仕方がないので、今日はやめますと窓口に行ってそのまま帰りました

 

ほかにあてもないので、とりあえず会社に行き改めて調べてみました

 

そうしたら乳腺外来というものがあるところでないとその診察はできないということがわかりました(^_^)

 

検診などもほとんど行ったことがないので、全くそういったことがわかってなくてゼロどころかマイナスのスタートです

 

それでもまぁ気を取り直して、いろいろ調べてみたところ、どうやってもマンモグラフィーは避けられそうにないなぁとなり、なるべく良いところがないかと調べたら、東海では最新の痛みも何もないすぐに検査結果がわかる方法を取り入れている病院が4つありました

 

たださすがに遠くて、一番近いところで高速で50分です

自分1人で高速でそんなに走って検査まで受けて帰ってくるのはめんどくさいし、検査料も20,000円と高いので

近所のところが現実的かと思いなるべく近所で星のいっぱいついている病院を探しました

 

比較的新しくて良さそうなところがあったので外科でしたがそこで検査を申し込んだところ特に予約は要らないので来ていいと言うことでした

 

なので次の日に家から車で20分くらいの外科で診察をすることになりました

胸のしこりを発見してから、大体3ヶ月位が過ぎた2024年の2月の初めのことでした

 

 

🌈 はじめに‥ しこりに気づいてからのこと

2023年の冬くらいかな?

自分の胸に触れたとき、

あれ?こんな固い、何かあったっけ‥

と感じるようになりました

 

 

気のせいかなあ

それとも生理とかの関係や、乳腺炎か何かかな、とそこまで気にしていませんでした

 

私には2人姉がいて、2番目は5年くらい前に、長女は昨年乳がんになったのに笑ってしまうほど呑気ですね(^^)💦

 

20代のころひどい胃炎を患って、なるべく自然食を食べていたつもりだったし、性格的にもストレスの少ないほうだから何故かがんにはならないと勝手に決めつけておりました‥

 

さすがに3ヶ月くらい過ぎて

あれ?生理終わって胸が張らなくてもこの固いもの消えない‥ となると、

 

話に聞いて、

わー そんなこと絶対やりたくない

もう、そんなことするくらいなら、検診も検査も受けずほっといて諦めよう なんて逃げ続けていた

マンモグラフィーや、針検査を

やるかやらないか、

 

つまり病院に行くか行かないか

の選択に迫られました‥

 

 

過去に過呼吸うつ病、いろんなことになり、病院は拷問みたいな恐ろしいところとのイメージから、体を切るような治療はしたくない‥と思ってました(誰だってそうだ!ってわかってはいるのですが‥)

 

自分の母親は私と同じで、あまりストレス溜めない性格で、70過ぎてもピンピンしてるし、白髪もほとんどないくらいだから、なんとなく自分も大丈夫だろうと思ってだけど、違った‥

 

そんなことを考えていた2024年の1月は、唯一家にいる末っ子の高校受験一色。私がこのまま死んだら、この子の高校のお弁当、作ってあげられないなあ‥

人間50年の時代は今や100年時代で、さすがに少し早すぎる まだ会社でもやりかけのことたくさんあるし‥と

 

ついにやっと、長年逃げ続けてきた様々な検査に立ち向かう覚悟ができ、病院に行くことを決めました!